行列紹介

本祭に行われるご神幸行列についてご紹介します。
行列が賑やかに練り歩く姿はまさに圧巻!鹿児島の夏の風物詩となっています。

鹿児島祇園祭(おぎおんさぁ)巡幸行事鹿児島市指定無形民俗文化財

おぎおんさぁは約400年前から続く伝統行事で、鹿児島の三大祭り(諏訪神社の諏訪祭、八坂神社の祇園祭、稲荷神社の流鏑馬)といわれるものの中で唯一残っている祭りです。

全国各地の祇園祭と比べ、鹿児島の祇園傘・大鉾の妙技や、桶を頭上に載せた十二戴女があることが評価され、平成24年7月11日に鹿児島市より鹿児島市文化財保護条例第4条の規定に基づき、鹿児島祇園祭(おぎおんさぁ)巡幸行事として鹿児島市指定無形民俗文化財に指定されました。

つゆはらい鹿児島市指定無形民俗文化財

露払

行列の先に立って、先祓い・魔除けとして先陣をつとめます。祓いのない神道祭式は存在しません。

神をお迎えし神とふれあう大切な時ですので、穢れのない清浄を保つことが重要です。写真のような幣の付いている祭具で祓い、塩で清めながら巡幸します。

しゃめい鹿児島市指定無形民俗文化財

社名旗

鹿児島の八坂神社は古く京都の八坂神社を勧請した社です。

祇園祭は八坂神社の例大祭にあたり、八坂神社の神社名を染めてあります。

かたしゃ鹿児島市指定無形民俗文化財

地方車

古式ゆかしい祇園祭独特の雰囲気を出すために、祇園囃子を生演奏で届ける屋台で、一般的には華美に作られます。

この中に着飾った奏者が入って演奏します。

おおほこ・祇・ぎおんがさ鹿児島市指定無形民俗文化財

大鉾
祇園傘

大鉾と祇園傘は、八坂神社で「おぎおんさぁ」の始まる約一週間前に「傘鉾たてまつり」をします。この、たてまつりで神魂を入れ、傘鉾のお札とお守りをもらいます。

傘や鉾にこの神魂をさげてあるときは神様が宿っていると言われていますので、傘鉾の長い竹竿をまたぐことや神魂を地面につけてはいけないと言われています。

鉾には赤米の稲穂を供えて(付けて)あります。傘鉾の方々が着る裃は代々受け継がれています。

おおさかき鹿児島市指定無形民俗文化財

大榊

榊は神事に用いる常緑樹です。古くは「賢木」と記され、また「栄え木」とも言われました。神の依り代として祭りや神事などで重要な役割をしています。特に神事の玉串として神域の結界として用いられます。

おぎおんさぁの大榊も同様に神の依り代とし、これに道案内役の猿田彦面を付けてご神幸行列の道案内をしています。

すげのさしは・紫・むらさきのさしは鹿児島市指定無形民俗文化財

菅翳・紫翳

菅翳には雨をしのぐ意味があり、紫翳には日陰をつくるという意味があります。菅を編んだ菅翳と、羽と呼ぶ団扇に紫の羅を張ったものが紫翳です。

外出する貴人に従者が差し掛けて顔を覆うものでもあり、鷹の羽、薄絹などで軍配団扇の形に作り長い柄をつけて、神宝として渡御の遷座に用います。

しょぐるま鹿児島市指定無形民俗文化財

御所車

公家乗車の牛車の俗称です。十二単衣の祇園官女がゆかしい風情で車の中に座っております。

以前は、「着飾った童女が牛車に乗りニセ(青年)たちが長い傘を捧げた」といわれ、牛車などの行列は鹿児島市内の決まった家の人々が代々引き継いで奉仕するしきたりだったそうです。

じゅうかん鹿児島市指定無形民俗文化財

十二戴女

頭に大きな桶を載せ、その中に苧桶という麻糸を紡いだものを入れた小さな桶があります。この苧桶の中に八坂神社でお祓いを受けた紙垂を付けた榊を入れ、お賽銭を貰ったときにこの榊を渡しました。

苧桶を使うのは祭神クシナダヒメが糸紡ぎをしたという由来によります。

ゆみ鹿児島市指定無形民俗文化財

弓矢

弓・矢は古くから魔を破るもので、邪を祓う力があるとされてきました。

弓の威力で悪霊を封じ、弦の音で神を招いたり、魔物を退散させる力があります。どちらも魔除けとしてセットで用いられます。

ほこ鹿児島市指定無形民俗文化財

鉾

祇園祭に際して山を造り、その上に鉾をたて行列に加わったのが山鉾の原型ですが、鹿児島のおぎおんさぁでは山は造らず、神の依り代である鉾だけを持ち疫神を依りつかせ、鎮めるという役割を行っています。

きん鹿児島市指定無形民俗文化財

錦旗

金銀糸やさまざまな色糸を用いて地色と文様を織り出した紋織物で作った旗です。旗を神の依り代とし、神を降しかかげては降魔の霊威を示しました。また、儀式では美しく着飾って勢威を誇り、古くは神を祀るとき旗を用いました。

鹿児島市指定無形民俗文化財

太刀

古くから用いられた直刀を大刀と表し、平安時代以降のものを太刀と書きます。礼典用の太刀を儀杖といい、刃を下向きにして腰に下げる刀のことを意味しています。

しん鹿児島市指定無形民俗文化財

御神馬

神馬とは神社に奉納された白い馬のことで、古くは神様の乗り物とされていました。神社に祈願するときや祭事の時は、神様の降臨を願い生きた馬を奉納する風習がありました。

おぎおんさぁの御神馬は鹿児島市で親子代々引き継いで飼っている馬です。

はなかご鹿児島市指定無形民俗文化財

稚児花籠

ご神幸行列に飾って参加する男女の稚児です。

稚児は京都の格式を取り入れ、八坂神社で「稚児御位奉戴祭」を行います。五位の少将十万石の公家の位を授けられるとされています。ご神幸行列のとき無事奉仕できるように、お守りを身に付けて参列します。

さるひこ

猿田彦

天照大神の孫である邇邇藝命が、葦原中国(日本国)を平定するために降臨した際、先導のために迎えに行き、道案内をしたことから、道の神、旅人の神、善い方向に導いてくれる神として信仰されています。

はらいぬし

祓主

祭事に先だってお清めのお祓いを執り行う係です。

しんかん

神官山車

総ひのき造りで、高さ4.3m、幅2.7m、奥行き3.8m、重さは1.5t、屋根は銅板ぶきです。川辺仏壇の技術で製作され、欄間には極彩色の竜と鳳凰の彫刻が、天井には16種の草花が描かれた蒔絵が施されています。

ども輿こし

子供神輿

町内会・あいご会の子供達が、元気よく大きな声を出しながら神輿を担ぎます。

うん

阿吽山車

「阿吽」の「阿」は口を開いて最初に出す音で、「吽」は口を閉じて出す最後の音であることから、口を開いて幸せを呼び込み、口を閉じて幸せをつつみこむという、思いが込められています。

しきはた

五色旗

緑・赤・黄・白・紫の五色は木火土金水の五気を象徴し、森羅万象を表していると考えられています。