鹿児島市の繁華街である天文館で行われている伝統的な夏祭り、おぎおんさぁについてご紹介します。
おぎおんさぁは、京都の八坂神社(祇園神社)で行われる祇園祭をルーツとしています。
おぎおんさぁと八坂神社
八坂神社は古くは祇園社と呼ばれ、御祭神は素蓋嗚命(スサノヲノミコト)、奇稲田比売命(クシナダヒメノミコト)のほか、五男三女あわせて十柱の神を祀ってあります。
鹿児島五社の一つで、古来より幸福の神として根強く大衆に崇敬・信仰されており、それが現在も悪疫退散・商売繁昌に結びついています。
祇園祭の意義は、素命をお迎えして、怨霊を祓う祭りを行なうことにありますが、現在の祇園祭は、素命を祀ることによって、無恙健康・商売繁昌を祈ることを主眼とし、今なお多くの市民の心のよりどころとなっています。